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 旧市街は、ハノイ観光の最定番です。かつては36の職人の組合があったことから「36通り」とも呼ばれています。築100年以上の古い建物が終結しているだけでなく、日用雑貨から土産物、貴重な史跡からストリートフードまで、さまざまな体験や買い物ができるハノイでの人気の観光エリアです。ここでは旧市街に来たら必ず押さえておきたい通りをご紹介していきたいと思います。

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この記事はこんな方におすすめ

・ハノイ旅行は初めてなので、旧市街の見どころをまとめておさらいしたい方
・ベトナムで生活しているけれど、まだ旧市街をじっくり回ったことがない方
・旧市街を迷わず効率よく回りたい方

移動手段(旧市街の巡り方4 選)

 選択肢としては①徒歩、②シティツアーバス、③電気自動車、④シクロがあります。
 旧市街巡りにベストの移動手段は①徒歩です。旧市街の見どころはだいたい決まっているので、行きたい場所だけ数カ所を回るのなら半日もかかりません。また随所にカフェがあるので、休憩しながらマイペースで回ることもできます。旧市街を徒歩で回り、その後別の観光地に移動するなら、乗り降り自由のオープントップ2階建て②シティツアーバスの利用がお得です。ホアンキエム湖を基点として、ハノイの観光地を広範囲に廻れます。
 「夏の炎天下で徒歩は疲れるし、バイクが行きかう慣れない道を歩くのは危険」。そんな人におすすめなのが、旧市街のさまざまな通りを巡る③電気自動車です。屋根付きで安心の明朗料金、運転手さんに言えば写真撮影したいところで止まってくれます。シティツアーバス、電気自動車ともにホアンキエム湖北側の東京義塾広場(Đông Kinh Nghĩa Thục Square)から出発しています。
 昔ながらのハノイ気分を味わいたいという人には、タンロン水上人形劇場(Nhà hát múa rối Thăng Long)前から出ている④シクロという選択肢もありますが、ベトナム語ができないと料金交渉が難しい場合があります。そういった場合は、旅行会社に依頼して予約するのが賢明です。

シティツアーバス

料金:30万ドン/4時間~
時間:東京義塾広場(Quảng Trường Đông Kinh Nghĩa Thục)を30分おきに出発
https://hopon-hopoff.vn/tours/hanoi-city-tour-hop-on-hop-off
乗り降り自由でハノイ全体を効率よく回れます。

電気自動車


料金:20万ドン/7人乗り、30万ドン/60分
受付ブースでコースや値段の案内をしてくれます。

ハンザウ通り(山と積まれた履物が圧巻)

 ホアンキエム湖の北東側、タンロン水上人形劇場の裏手から南側に伸びているハンザウ通り(Hàng Dầu)です。かつては食用油を売る店が多かったようですが、いまはそうした面影はなくなり、代わりに履物店がびっしりと軒を連ねるようになりました。
 ここでら売られている履物は、サンダルからブランド物のスニーカー、革靴、ハイヒールまで多種多様。店頭に、人の背丈より高く積み上げられた履物を見て回りながら掘り出し物探しを楽しめます。値札が付いていないことが多いので、お店の人に尋ねがてら価格交渉をしてみましょう。外国人観光客に慣れていて、英語ができる店員さんも多いので安心です。

 タンロン水上人形劇場近くに、ホーホアンキエム(Hồ Hoàn Kiếm)通りというとても短い通りがあります。この通りの両脇にある、青パパイヤのサラダの店「Long Vi Dung」は地元の人から人気の店。地元の人はおやつとして食べていて、午後になれば路上に小椅子を出して食べている様子がみられます。

「タンロン水上人形劇場」

住所:57B Dinh Tien Hoang
料金:6万ドン/2等席~(カメラ持ち込み料2万ドン)
定休日:なし
1時間弱の人形劇を楽しめます。時間は公演により異なるので、予約時に確認を。
http://thanglongwaterpuppet.com/

「Long Vi Dung」

住所:23 Ho Hoan Kiem
甘酸っぱくさっぱりとした味付けが地元の人に愛される青パパイヤのサラダの店です。

ハンダオ通り(ホアンキエム湖至近の観光通り)

 ホアンキエム湖の北端に位置する東京義塾広場から伸びているハンダオ(Hàng Đào)通りは、どこを見ても服屋だらけ。全体的に女性服が多い印象ですが、子供服や紳士服、下着、有名アウトドアブランドの防寒具まで、じつにさまざまな服が売られています。気に入った服があったら店の人に尋ねてみましょう。ダオというのはベトナム語で赤を意味する言葉で、もとは赤系統の色に染めた絹が売られていたといいます。仏領時代はここでの絹の取引が活発だったという衣類一筋の通りなのです。

 この通りは昔、ドンラック坊という小規模な行政区域にまたがっていたのですが、その名残ともいえるものが同楽(ドンラック)亭という建物です。現在は高級漆工芸品店「ハノイア(Hanoia)」の店舗になっています。この「ハノイア」は芸術品のような良質でデザイン性の高い漆製品で知られる名店なので、高級土産を探しているなら立ち寄ってみましょう。
 ハンダオ通りは金・土・日曜日にはナイトマーケットが開かれる通りでもあり、週末にはとくににぎわいます。

「ハノイア(Hanoia)」

住所:38 Hang Dao
https://hanoia.com/
ドンラック亭の古風な建築と共に高級漆製品ショッピングを楽しめます。

ルオンヴァンカン通り(おもちゃ箱をひっくり返したようなにぎやかさ)

 カウゴー通りを西に進むと、おもちゃ店が並ぶルオンヴァンカン(Lương Văn Can)通りにつき当たります。ミニカーからおもちゃの楽器、ロボット、人形、ボール、置物まで、ありとあらゆるおもちゃが店内をはみ出し通路にまで陳列されています。日本では売っていない商品も多く、眺めているだけでも楽しい気分になる通りです。
 ひしめくおもちゃ屋の合間にあるのが、ベトナムの民族衣装であるアオザイを売る店。子ども用から大人用まで、さまざまなサイズや色、模様のアオザイがそろっています。数千円と値ごろに購入できるアオザイも多いので、ベトナム土産の1つとして検討してみてはいかがでしょうか。

 小腹がすいたときに試したいのが、バインバオ(Bánh bao)と呼ばれる肉まんです。ルオンヴァンカンの通りで、蒸し器を前に立つおじさん、おばさんを見かけたら声をかけて買ってみましょう。具なしや卵入りなど数種類から選べます。

バインバオの店

道路脇に3~4人程度の売り子の人が並んでいます。

ハンガイ通り(お土産を選ぶならここで)


 ルオンヴァンカン通りの中間あたりから西方面へ続く通りで、昔は木製品や麻製品が売られるなどして、さまざまに変化してきました。現在はシルク製品を取り扱う店を中心に雑貨店や土産店などが並ぶ通りに変貌。お土産探しをするなら必ず行きたいエリアの1つとなりました。多数ある店でもシルクや刺しゅう雑貨を幅広く取り扱う「タンミー・デザイン(Tân Mỹ Design)」、ポップなデザインのTシャツを取りそろえる「ギンコ(Ginkgo)」のご当地Tシャツなどが人気です。
 歩き疲れたらハンガイ(Hàng Gai)通りの有名カフェ「カフェ・フォーコー(Café Phố Cổ)」へ。屋上スペースで名物の卵入りエッグコーヒーを飲みながら、ホアンキエム湖周辺の景色を眺めるのが王道です。アイスクリームやフルーツが食べたいならハンガイ通りから北側に伸びる小道トーティック(Tố Tịch)通りに立ち寄ってみましょう。フルーツの練乳がけホアクアザム(Hoa Quả Dầm)のお店で一休みできます。

「タンミー・デザイン(Tân Mỹ Design)」


住所:61 Hanga Gai
https://tanmydesign.com/
3代受け継ぐ質の高い刺繍製品やシルク製品を販売。

「ギンコ(Ginkgo)」

住所:79 Hang Gai
https://ginkgo-vietnam.com/
楽しくてかっこいいTシャツの数々は土産品としても人気。

「カフェ・フォーコー(Café Phố Cổ)」

住所:11 Hang Gai
カスタードのような味わい、エッグコーヒーは一度味わってみる価値ありです。

「ホアベオ(Hoa Béo)」

住所:17 To Tich
ホアクアザムの人気店。種類豊富なメニューから選べます。

ハンクアット通り(オリジナルハンコを作ってみよう)

 ハンクアット(Hàng Quạt)通りはハンガイ通りの北側に位置し、この通りと並行するように走っています。クアットは扇子という意味ですが、現在は仏具、祭礼品通りとなっています。木製の神棚から高炉、祭礼用の旗など、日本とは一味違う仏具を見て回るのも楽しいものです。

 そして観光客がこの通りを目指す理由はもう1つあります。それはオーダーメイドの手作りハンコです。「フックロイ(Phúc Lợi)」は好きな絵柄や文字を指定すれば、どんなものでも、たとえば日本語や漢字でもハンコにしてくれます。完全オーダーメイドの場合は多少の時間を要するものもあるので、時間に余裕を持って行きましょう。時間がなく当日に仕上げたい場合は店にある既成のハンコのなかから絵柄を指定することも可能です。こちらもかわいらしくユニークな絵柄がそろっており、満足できる絵柄がいっぱいです。
 ハンクアット通りの西につながるハンノン(Hàng Nón)通りから南に折れるハンマイン(Hàng Mành)通りには、ハノイ名物のつけ麺、ブンチャー(Bún chả)の有名店があります。つみれや焼き 豚、米粉麺のブンが山盛りで出てくる気前良さがこの店の特徴。がっつり食べたい人向けです。

「フックロイ(Phúc Lợi)」

住所:16 Hang Quat
日本人客が多い店で、ご主人は日本人にやさしく接してくれます。

「ブンチャー・ダックキム(Bún Chả Đắc Kim)」

住所:1 Hang Manh
地元の人や外国人観光客でいつもおおにぎわいのブンチャー専門店。ブンチャーのお供に揚げ春巻きも注文してみましょう。

ハンボー通り(洋裁好きにはたまらない品ぞろえ)


 ルオンヴァンカン通りの北端に、東西に伸びるハンボー(Hàng Bồ)通りがあります。かつては竹かご製品などを作る職人が集まる地域でしたが、今はかごではなく針や糸、リボンやボタンなど手芸用品店が多く集まる通りとなっています。レトロかわいい柄の布や種類豊富なアクセサリーパーツなど、つい買ってしまいたくなるような商品がところ狭しと並んでいます。ただし店によっては卸売りしか対応しないところもあるので、買う前に店の人に確認してみましょう。

ハンディェウ通り(1年に一度しか採れないハスで作る名物茶)

 ハンボー通りからひたすら西側へ。バッダン(Bát Đàn)通りを過ぎて行くと南北に伸びるハンディエウ(Hàng Điếu)通りと交わります。この通りで有名なのがハス茶です。ハスはベトナムの国花。西湖をはじめとした湖では6~7月頃にたくさんのハスが花開き、通りにはハスの花やハスの実を売り歩く女性が増えだします。「フオンセン(Hương Sen)」はハス茶を作り続ける有名店。年にたった一度の収穫で採れたハスをふんだんに使ったハス茶は、香りの高さが好評です。店では試飲も可能となっています。
 ちなみにバッダン通りには、フォー専門レストラン「フォー・ザーチュエン(Phở Gia Truyền)」があります。ベトナム人でも行列を作るほどの、ハノイでも5本の指に入る有名店です。惜しみなく盛り付けられた牛肉とネギ、コクのあるスープは旧市街に来たならぜひ食べて帰りたい味わいです。

「フオンセン(Hương Sen)」


住所:15 Hang Dieu
ハス茶と共にベトナムのお茶うけも販売しています。

「フォー・ザーチュエン(Phở Gia Truyền)」

住所:49 Bat Dan
ベトナムでフォーはおもに朝ごはんで、早朝から行列ができます。開店の7時頃に合わせていきましょう。

ハンバック通り(両替もできる便利ストリート)


 通りの名前と、実際に販売している商品が合わないことが多くなった昨今の旧市街ですが、ここハンバック(Hàng Bạc)通りは昔も今も、変わらず銀(ベトナム語で「バック」)を取り扱っています。15世紀頃から銀製品の通りだったというハノイでもっとも古い通りの1つには、アクセサリーや宝石などを販売するたくさんの店が並んでいます。ベトナムでは宝石商が両替商を兼ねることが多いのですが、このハンバック通りも例外ではありません。「Exchange」の看板を掲げた分かりやすい店もあるので、旧市街でドン紙幣が足りなくなったらまずはハンバック通りに向かいましょう。
 通りの中間地点、タヒエン(Tạ Hiện)通りと交わるところにチュオンヴァン劇場(Nhà hát Chuông Vàng)、訳してゴールデンベル劇場があります。仏領時代の建物で、中も古風な西洋風の劇場となっています。ここではベトナム南部生まれの古典歌劇「カイルオン(Cải Lương)」や少数民族のチャム族のダンスなど8種類の伝統芸能がが上演されるので、興味のある人は行ってみるのがおすすめです。

「チュオンヴァン劇場」

住所:72 Hang Bac
http://nhahatcailuonghanoi.com.vn/
1時間ほどの公演でさまざまな古典芸能が見られます。プログラムは変更になる可能性もあります。

タヒエン通り(暑い夜にビアホイを満喫しよう)

 ハンバック通りの中間地点から北側に伸びる短い通りで、その昔は劇場街でした。現代のタヒエン(Tạ Hiện)通りといえば、ベトナムのビアガーデン「ビアホイ(Bia hơi)」街の代名詞ともなっているほど、ビアガーデンやバー、クラブが密集していることで有名です。毎晩大勢の人が集まり、通りにまで小椅子を出して飲み明かす光景がみられます。外国人もベトナム人も関係なく、言葉が通じずともお酒の力で一緒に盛り上がる様子も日常茶飯事。せっかくここまで足を運んだなら好きなお店に入り、ぜひにぎわう風景の一部になってみましょう。
 活気ある夜から一転、昼のタヒエン通りの時間はのんびりと流れています。店は意外と開いていて、ランチやカフェの営業をしているので、ゆっくり昼ごはんやお茶を楽しみたい人におすすめです。

ハンブオム通り(ハノイの守り神、白馬最霊祠を参拝しよう)

 タヒエン通りを北に行った突き当たりに、ハンブオム(Hàng Buồm)通りが東西に伸びています。ここで必ず立ち寄りたいのが、国を守護するロンドー(龍肚)と白馬を祀っている 白馬最霊祠(Đền Bạch Mã)です。その由来は1010年にさかのぼります。ハノイ(当時の呼び名はタンロン)に遷都した当時、皇帝リー・タイ・トー(李太祖)は建造した城壁が年度も崩れてしまうのを見て、ロンドー祠で祈祷をしました。すると白馬が現れて駆け巡った後、祠に戻っていったといいます。その後、白馬が駆けた後に建てた城壁は崩れることがありませんでした。そこで皇帝はロンド―祠に白馬も祀るようになったのです。昼休みを除く8時から17時まで無料で入場可能です。
 またハンブオム通りにはコーヒー豆の店も点在しています。もちろんベトナム産の豆で、アラビカ、ロブスタ、ブレンドなどさまざまな種類を販売しています。コーヒー好きは見て回りたい通りです。

「白馬最霊祠(Đền Bạch Mã)」


住所:76 Hang Buom
時間:8:00~11:00、14:00~17:00(その他、祝日などに変更可能性あり)
料金:無料
定休日:月曜日
正面から見ると小さいですが、中は意外と奥深くなっています。

マーマイ通り(ミニホテルやレストランが多く観光客でにぎわう)

 ハンブオム通りを東方面へ道なりに行くと、いつの間にかマーマイ(Mã Mây)通りになっています。昔はこの通りは2つに分かれていて、それぞれ紙でできた冥器(ベトナム語でマー、Mã)と籐(ベトナム語でマイ、Mây)を売っていましたが、その後2つの通りが合わさってマーマイとなりました。現在はホテルやレストラン、お土産屋が軒を連ねる、観光客でにぎわう通りとなりました。
 ここで楽しみたいのがローカルご飯です。速い、安い、うまいと評判の食堂が「New Day」。メニュー豊富で英語ができるスタッフもいるため、外国人観光客御用達の店となっています。ヤギ肉のベトナム式焼き肉を食べたいなら「スアンスアン(Xuân Xuân)」へ。焼いた肉をフランスパンと一緒に食べるのがベトナム風です。
 食事後ベトナムコーヒーを飲みたくなったら「コンカフェ(Cộng Cà Phê)」がおすすめです。配給時代を再現したレトロな雰囲気がおしゃれで、写真スポットとしてもおすすめです。マーマイには外国人観光客から人気のホテル「ラ・シエスタ・クラシック・マーマイ(La Siesta Classic Ma May)」もあります。ベトナムに複数展開する「ラ・シエスタ」ホテルの1つで、センス良くまとめられたインテリア、極上のサービスで旅の口コミサイト「トリップアドバイザー」で世界の人気のホテルに何度も選ばれています。
19世紀の伝統家屋を復元した「マーマイの家(Nhà cổ, 87 Mã Mâ)」は旧市街の見どころスポットの1つです。京長屋のような奥行きのある家の中を見て回ると、昔のハノイの人たちの生活ぶりをしのぶことができます。

「マーマイの家(Nhà cổ, 87 Mã Mâ)」


住所:99 Ma May
料金:1万ドン
時間:8:00~11:00、13:00~17:00
ハノイの旧家がどんな構造になっているのか、中で詳しく見て回れます。

「New Day」


住所:72 Ma may
外国人観光客が多いので英語メニューも用意しています。

「スアンスアン(Xuân Xuân)」

住所:47 Ma May
七輪で焼きながら食べる地元感満載の焼き肉店です。

「コンカフェ(Cộng Cà Phê)」

住所:54 Ma May
昔のハノイの雰囲気とベトナムコーヒーを楽しみましょう。

「ラ・シエスタ・クラシック・マーマイ(La Siesta Classic Ma May)」


住所:94 Ma May
https://lasiestahotels.vn/mamay/
ラ・シエスタと名のつくホテルはどこも、親切なスタッフと行き届いたサービスに定評があります。

ランオン通り(見ているだけでも興味深い漢方薬通り)


 ハンブオム通りをマーマイ通りと逆の西方向に行くと、ランオン(Lăng Ông)通りになります。ランオンは18世紀に活躍した名医、レー・ヒュウ・チャック(Lê Hữu Trác)のことを指しています。医者としての腕はもとより数々の医学研究書も残し、東洋医学界に大きな貢献をした人です。医学界の偉人の名前を冠するこの通りに近づくにつれ、漢方の香りがどんどん濃くなっていきます。それもそのはず漢方薬局がそちこちにあり、高麗人参や乾燥木の実、茶葉など、さまざまな漢方を販売しているのです。見ているだけでも興味深いですが、個人向けにも販売しているので関心のある人は購入してみましょう。
 ちなみにこの通りには「福建会館」と書かれた門もあります。この通りが中国の人たちの居住区だったことを物語っています。
 ランオン通りの中間地点から南方面へつながるハンカン(Hàng Cân)通りには、ベトナムのデザートであるチェーの有名店「チェー・ボンムア(Chè Bốn Mùa)」があります。蓮の実入り、仙草ゼリー入り、色とりどりの寒天入りなど種類はさまざま。旧市街のど真ん中で小いすに腰掛けチェーを食べると、気分はすっかり地元っ子です。

「福建会館」


住所:40 Lang Ong
扁額に「福建会館」と大きく書かれた建物です。

「チェー・ボンムア(Chè Bốn Mùa)」

住所:4 Hang Can
地元の人でいつでもにぎわう人気路上チェー店。昼過ぎはとくに人が多くなります。

チャーカー通り(ハノイ名物の川魚料理を味わおう)

 チャーカーというのは、ハノイ名物の料理の名前です。雷魚をターメリック、ハーブのディル、ネギと共に揚げ焼きし、ヌクマム、米粉麺のブン、ピーナッツなどを添えて食べるという独特のスタイルの料理です。
 もともと漆通りだったここがチャーカー通りに変わったのは19世紀、この料理を創作した「チャーカー・ラヴォン(Chả Cá Lã Vọng)」という店ができてからでした。通りの名前を変えるほど評判となったその店は、現在でも営業しています。店先に釣りをしているラヴォン(Lã Vọng)、つまり太公望の人形がある店がそれです。年季の入った民家風の店内と共に、元祖の味を楽しんでみましょう。
 チャーカー(Chả Cá)通りの中間あたりを東西に貫くのがハンカー(Hàng Cá)通りです。ここにはバインミーの人気店「バインミー(Bánh Mì)25」があります。おすすめメニューは、同店自慢の秘伝のたれで味付けしたチキンバインミー。座ってゆっくり食べられるカフェを併設しています。

「チャーカー・ラヴォン(Chả Cá Lã Vọng)」


住所:14 Cha Ca
川魚の揚げ焼きは意外とたんぱくでくせのない味わいです。

「バインミー(Bánh Mì)25」

住所:25 Hang Ca
味付けされたチキンを惜しみなく挟んだバインミーはボリュームたっぷりです。

ハンマー通り(装飾品いっぱりの華やかな通り)


 チャーカー通りを北上すると、ハンマー(Hàng Mã)通りに行き当たります。通りが急に華やかになるのは、ここが装飾品を販売しているエリアだからです。
 「マー」は冥器を意味するベトナム語です。装飾品といっても家を飾るインテリア用品というより、冠婚葬祭に使う紙製の奉納品や装飾品を専門に扱う店が多いのが特徴です。この通りがとくに華やかになるのはベトナムの旧正月と中秋前の期間で、これらの行事に必要な装飾品類が一斉に店頭を飾ります。とくに旧正月前、 車両が通行止めとなった道路に桃の花の植木や各種装飾品が陳列される様子からは、年末年始の活気が感じられます。また最近ではハロウィーンやクリスマスなど西洋の行事向けの装飾品も扱うようになっているので、自宅用に買ってみるのも良いかもしれません。

ハンチェウ通り(おしゃれなカゴバックがよりどりみどり)

 ハンマー通りの東側に続いている通りで、カゴやゴザを売る店が密集しているエリアです。通常の土産屋より安くて種類豊富なので、お土産としてカゴバックが目当ての人は必ず立ち寄りたい通りです。
知る人ぞ知る店が74B Hàng Chiếu。外国人客に慣れた奥さんが「店頭だけじゃなく、もっと見たいでしょう」と言わんばかりに、家と家の間にある路地奥の家の2階にある倉庫へ連れて行ってくれます。旧市街でよく見かける、人1人しか通れないほどの細い路地の生活感ものぞけてしまいます。倉庫には店頭には並べきれなかったカゴバックをはじめ、籐製のポシェットやカゴなど、ありとあらゆるカゴ製品が山積み。海外発送も経験があるようなので、日本へ送ってもらいたい場合は相談してみましょう。
 ハンチェウ(Hàng Chiếu)通りにはベトナム式ワンタンメン、ミーヴァンタン(Mỳ vằn thắn)の人気店「フオンベオ(Phương Béo)」もあります。汁なし・ありの2種類のワンタン麺は、いずれもお腹にもたれないやさしい味。小腹が空いた時の間食でもいけそうです。
 そして「フオンベオ」のすぐ近く、ハンチェウ通りの東端にはタンロン城の城門「ドンハー(Đông Hà)門」があります。ハノイで唯一残る貴重な城門は通り抜けることもできるほか、夜はライトアップされ幻想的な雰囲気に演出されます。いつ見ても美しい門です。

カゴバック屋さん


住所:47B Hang Chieu
ひさしからぶら下がった数々のカゴバックが目印。見ているとおばさんが奥の倉庫に案内してくれます。

「フオンベオ(Phương Béo)」

住所:9 Hang Chieu
東河門を望む絶好の場所で、路上ワンタンメンを楽しみましょう。

ドンスアン市場(場内外で掘り出し物を探してみよう)

 食品から日用品まで、さまざまなものを販売する市民御用達の市場です。独創的な建物は1890年に建てられたものですが、その後火災で内部が焼けてしまい1997年に改修、再開したという歴史を持ちます。市場内部に入ってすぐのところにあるのが、お土産にできる商品を売る店。奥に入っていくとだだっ広い広場が現れ、衣服やアクセサリー、日用品を売る店が1~3階までびっしりと並んでいます。外国人観光客の定番コースなので、店員さんも英語ができる人がほとんど。しっかり値切って納得の買い物を楽しみましょう。

 場外にはストリートフード店も多く、店の人との会話やいろいろな食べ物にチャレンジしてみたい人にはおすすめです。そこまでは難しいと感じている人は、市場正面から向かって左側にいくつかの飲食店がまとまったスペースがあるので利用してみましょう。
 市場の北側を通るハンコアイ(Hàng Khoa)通りは、台所用品を売る店が並ぶエリアとなっています。業務用も多いですが、皿やガラスコップなど日常的に使う食器は掘り出し物もあります。

ドンスアン(Đồng Xuân)市場


住所:15 Cau Dong
時間:早朝~18時頃
場外は市場で働く人や荷積みのバイク、トラックが行きかっているので気を付けて回りましょう。

 以上、ハノイの旧市街おすすめ観光スポット17選をご紹介させて頂きました。ハノイを旅行される際には是非参考になさってください。

※掲載の情報は、施設や店の都合により変更になる場合があります。

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