Xin chao! インターンの大宮です。
テト(旧正月)休みを利用してベトナムで有名なビーチリゾート、ニャチャンまで行ってきました。
ニャチャンに行く方法は、飛行機、長距離バス、列車があります。飛行機では2時間ほどの距離でプロモーション料金によっては飛行機の方が料金が安くなることもあり、旅行者が鉄道を利用されることはほとんどない長距離列車ですが、長距離列車ってなんだかロマンがありますよね!
というわけで今回は寝台列車を使って行ってきました。
今回は予約方法を含めて列車の乗り方を私の体験談を通してご紹介します。
ベトナムの鉄道のオンライン予約
チケットの発行はサイゴン駅の窓口で出来ますが、駅の窓口は英語が通じないことも多いのであらかじめネットで事前予約しておくことがおすすめです。
このサイトでは電車の時間も選べるほか、座席指定も出来ます。座席は
4人部屋のソフトベッド、6人部屋のハードベッド、普通席があります。
電車によってまちまちですがベッドは下に行くほど高くなる料金設定のようです。
※サイゴン駅20時30分発のSNT2は昨年(2017年)に就航したばかりの5つ星列車です。少し割高料金になっています。
白のAvailableとなっている席が空席です。
料金は時期や電車の時間によってまちまちですが通常時期での4人部屋の寝台列車で
21万ドン~55万ドンほどでした。
席を確定してパスポート番号などの必要事項を入力すれば予約完了メールが届きます。
これでオンライン予約は完了です。
※オンラインで予約は出来ますが外国人はオンライン決済は出来ないので、サイゴン駅の窓口に行って発券します。
サイゴン駅でチケット発券
※予約から発券までの時間は24時間でそれを過ぎると自動キャンセルになってしまうので気をつけてください。
私は自動キャンセルまで残り10分のところで窓口に駆け込みましたがなんと、もう時間だから発券できないと断られ取り直しになってしまいました。
「まだ時間になってないじゃん!!!」と食い下がりましたがしれっと断られました。
悔しかったので自動キャンセルで再度売り出されていた先ほどの私の(ものになるはずだった)席をすぐ予約して、どや顔でさっきのお姉さんのところで発券しなおしてもらいました。
こんな面倒なことになりたくない方は余裕を持って発券に行ってくださいね。
※支払いはクレジットカード決済可能です。
※チケット発券の際にはパスポートの提示を求められることもあります。
列車に乗る
サイゴン駅構内にはロッテリアやサークルKや小さい土産物屋などもあります。
みなさん長旅ということでお菓子などを調達していました。水は列車内でもらえるので持参しなくても大丈夫そうです。
こちらの売店ではなぜかござや子供のおもちゃまで売っていました。子供は9時間の移動となると暇つぶし道具も必要ですよね。しかしシャボン玉なんかも売っていたのでこれからの車内の様子が少し心配になりました。ござはベッドに敷いて使うのでしょうか。
出発の30分ほど前になると電車が到着しゲートが空きますので駅員さんにチケットをチェックしてもらって中に入ります。
私が今回乗ったのはサイゴン駅21時30分発、ニャチャン6時着のTN8です。
実はテト期間中にもかかわらず、この日のこの時間の列車だけ約20万ドンという通常の3分の1ほどの料金だったので、この列車を選びました。
破格の料金だったのでお化け屋敷みたいな列車が来たらどうしよう、、、と思っていましたが特におんぼろ列車がやってきたわけでもなく、へんてこな時間設定だったわけでもなく、料金が他の列車に比べて特別安い理由はわかりませんでした。
この時間の列車は毎日運行しているわけではありませんが、通常期間も同じく20万ドンほどの値段で売り出されています。
各車両に入るときも駅員さんにチケットチェックしてもらいます。
私が自分の部屋に到着するとなぜか私のベッドで寝ているおじさんがいました。あれ、私席間違えたのかな、と思い引き返して確認してみるもやっぱり私のベッドです。
「ここ私の席!」とチケットを見せて言ってみましたがベトナム語でなにやら言われてまったく動いてくれません。
しばらくお互い通じない言葉で言い合いをしていると駅員さんがやってきて最終的におじさんは追い出されていました。
予約してなくても早い者勝ち!という日本じゃありえない珍事に驚きながらもなんとか寝床をゲットしました。
列車内での過ごし方
列車が発車するとすぐにペットボトルの水が配られニャチャンまで約9時間の旅のスタートです。
枕と毛布が各ベッドに置いてあります。各車両にトイレと洗面台もついていました。
古い列車ではありますが意外と清潔です。
寝台バスなどでも同じですが、観光客を狙った窃盗事件が頻発しているそうです。
寝台列車の場合、荷物は枕元に置く、貴重品は身につけたままにする など荷物の管理にはいつも以上に注意しましょう。
また列車内は温度調節が自分で出来ず、とても寒かったです。
毛布をかぶっていても寒いくらいでしたので何か羽織れるものや靴下などの防寒着を持っておくと良いでしょう。
列車は思った以上に揺れます。乗り物酔いをするかもしれない不安のある方、寝相の悪い方は下のベッドを選ばれた方がいいかもしれません。
上の段に上がるのに梯子はなく、壁についているペダルに足をかけて上がります。
ニャチャン到着
予定通りの時間にニャチャンに到着しました。
この列車はニャチャン終着ではなくひとつ先のクイニョンまで行くことになっていたので寝過ごしたら怖い!と思って早起きしましたが、駅員さんが各部屋を回って荒々しく乗客を追い出していたので寝過ごす心配は必要ないようです。
二度寝には要注意ですが!
おまけ: バイクを列車に乗せる
ベトナムの列車はなんとバイクを乗せることも出来ます。
サイゴン駅の駅舎の右側に運送会社があるのでそこで列車のチケットを見せて同じ列車に乗せたいことを伝えると荷受票をもらえるので記入します。荷物は貨物車両に乗せる為いっぱいになると次の便にまわされてしまうこともあります。
ですので、夜の列車に乗る際でもバイクの預けは朝一番で行くことをおすすめします。
運送料は距離や車種によって変わってきますが125ccのバイクをサイゴン駅からニャチャンまでで40万ドンほどでした。
またガソリンは全て抜かれてしまうので出来るだけ空で持っていく方がいいですね。列車を降りるとペットボトルにガソリンを入れて売っている人たちがいるので1リットル買ってガソリンスタンドを探すと良いでしょう。(3リットル、4リットルと売ってこようとしますが通常の3倍近い値段で売ってきます。)
バイクツーリングをされる方、バイクを違う地域に送りたい方、ぜひ利用してみてください!
思ったよりも快適で楽しい列車旅
思ったよりも快適に過ごせた列車旅でした。テト(旧正月)期間中ということもあり、帰省する若者や家族連れなど現地の人々の生活を覗けるいい機会でもありました。
便利な飛行機もいいですが是非一度時間を贅沢に使って列車旅をしてみるのもいかがでしょうか!
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投稿者紹介
- キャリアリンクベトナムインターン。安田女子大学文学部英語英米文学科4年。広島県出身。大学のサークル活動で東南アジアの住宅建築ボランティアを経験し、アジアでの生活に魅力を感じ休学して渡越。趣味は野球観戦とひとりカラオケ。
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