日本とゆかりある遺跡もある、世界遺産の街ホイアンを散策

 ホイアン(Hội An)市は、ベトナム中部に位置する古都です。黄色い壁の歴史的建造物が並ぶ旧市街は世界遺産に登録されており、ベトナムのガイドブックやパンフレットにも多く登場しています。名物、ホイアンのランタン祭りの美しさは、必ず写真に収めたい風景の1つです。

 ここではノスタルジックな街並みが魅力のホイアンをご紹介します。

この記事はこんな方におすすめ

世界遺産の街を散策してみたい方
名物・ランタン祭りを見てみたい方
中部随一の写真映えスポットを撮影したい方

ホイアン市とは

 
 ホイアン市の最寄りの空港はダナン国際空港となります。ハノイ市およびホーチミン市からダナン市までは、それぞれ約1時間20分かかります。空港からホイアン市までは車で約40分です。

 ホイアンは16世紀、国際貿易港として栄えていた街で、その交易範囲はヨーロッパや日本まで広範囲に及んでいました。江戸幕府の「朱印船貿易」は誰しも歴史の授業で習ったかと思いますが、この朱印船が行っていた先の1つがホイアンです。当時、多くの日本人が移り住んでいたという事実からも、両国の交易が非常に盛んだったことがうかがえます。

 日本と深く関連する遺跡はもちろん、その他さまざまな建造物が昔の港町の活気を今に伝えています。小ぢんまりとした街なので、雰囲気を感じながらゆっくり散策するのがおすすめです。

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Hoi An-2

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 ホイアンの街。散策すると店先で工芸品を作っている人によく出くわす

中心部から近郊まで多彩な観光地

 
 ホイアン中心部にはさまざまな観光スポットが点在していますが、施設の中に入って見てるためには多くの場合、入場券が必要です。そして観光スポットを巡る際には、5枚の共通入場券がセットになった観光チケットが便利です。価格は12万ドン。チケット売り場は、多くの観光客が集まる「来遠橋(日本橋)」近くにあります。街巡りの最初に、まずはチケットを入手しましょう。

 ホイアンには多様な観光地がありますが、ここではなかでもホイアン中心部と郊外の代表的なスポットをご紹介します。

・遠来橋(日本橋)
 ベトナムの2万ドン紙幣にも登場する観光地です。交易の活発化で移り住んだ日本人が架けたといわれています。橋を渡るだけなら無料なので、ぜひ渡ってみて昔の人と同じ気分を味わってみましょう。夕方以降の美しいライトアップも見逃せません。

住所:Tran Phu
開館時間:8~22時(無休)

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2万ドン札と遠来橋

・フンフンの家(馮興家)
 豪商フンフンの邸宅。壁がベトナム、扉が中国、屋根が日本と、3カ国の折衷様式となっている貴重な建築物です。フンフンの家には現在も子孫の方が住んでおり、館内は土産屋となっているので、気軽に出入りすることが可能です。

住所:4 Nguyen thi Minh Khai
営業時間: 8:00~18:30(無休)

・福建会館
 その名の通り、中国の福建省の華僑たちが建てた寺院であり、集会所です。非常に豪華な装飾を施した赤い門が、ひときわ目を引きます。中にある建造物が天后宮。ここには渦巻き形状の線香が吊り下げられており、ゆっくりとした時間が流れています。

住所:46 Tran Phu
開館時間:8:00〜18:30(無休)

 ホイアン中心部から少し足をのばしたところにも、観光地があります。時間がある際、足を伸ばしてみましょう。

・ミーソン聖域
 2~13世紀頃に存在したチャンパ王国の聖地で、ユネスコ世界遺産に登録されています。ヒンドゥー教徒であるチャム族の遺跡であるため、ベトナムの他の遺跡とは趣を異にした、とても神秘的な雰囲気です。ホイアンからは車で約1時間かかるので、ツアーで行くのがおすすめです。

・アンバン(An Bàng)ビーチ
 白い砂と透明感ある海、並び立つヤシの木。絵に描いたようなビーチで外国人観光客に人気のスポットです。ホイアン中心地からは車で15分ほどのところにあり、貸し自転車で行くことも可能なほか、ホテルによっては送迎シャトルバスも出ています。

夜のホイアンを楽しむ

 ホイアン旅行の楽しみの1つが、夜の風景です。

・ランタン祭り
 ホイアンは夜に見どころが増える街であるとも言えます。その代表的な存在が、毎月、満月の夜に行われるランタン祭りです。街灯を消し、ランタンだけを灯した街は、非常に幻想的な雰囲気。まるで朱印船貿易時代に戻ったかのような感覚になります。

※実施されるのは旧暦14日の夜です。新暦ではないのでご注意を。

・灯篭流し
 街を流れるトゥボン川で、毎晩灯篭流しが行われます。夕方頃、遠来橋など観光地周辺で灯篭を売る人が増え始めます。ここで灯篭を買い、夜に灯りをつけて川に流します。色とりどりの灯篭が川をゆったり流れる様子は、写真に収めたいホイアンの風景です。

独自の食べ物を味わえる

 ベトナム全土にレストランチェーンが増えている昨今、有名な食べ物であれば全国で食べられるようになりましたが、ホイアンでは、ここでしか食べられない食べ物がいまだ多くあります。

・カオラウ(Cao Lầu)
 カオラウは太麺に香草類などをトッピングした、まぜそばのような食べ物です。このルーツといわれるのが、日本の伊勢うどん。こんなところからも日本文化が感じられるホイアンです。麺にしっかりとしたこしがある点が、他のベトナム麺とは異なります。大衆食堂などで気軽に食べられる、庶民の味です。

・ホワイトローズ(Bông Hồng Trắng)
 名前も見た目も美しいホワイトローズも、ホイアンだけでしか食べられません。米粉の皮の中にエビのすり身などを入れ、蒸しあげたギョウザのような食べ物です。もちもち食感がクセになる味わいです。

・揚げワンタン(Hoành Thánh Chiên)
 挙げたワンタンに豚肉などをのせたシンプルな料理です。野菜入りトマトソースが添えられた揚げワンタンもあるなど、店によってアレンジが異なります。サクサクと軽い食感のワンタンは、おつまみにもピッタリです。

 以下は、上記3つの名物料理を味わえる店です。

「Quán Cao Lầu Thanh」Cao Lầuといえばこの店というお店です
住所:26 Thái Phiên, Phường Minh An

「White Rose Restaurant」 ホワイトローズの元祖店で、揚げワンタンも食べられます
住所:533 Hai Ba Trung

まとめ

 ホイアン中心部は自転車や徒歩で回れる範囲に、さまざまな遺跡や店が点在しています。ぶらぶらと散策気分で回ると、楽しい発見があるかもしれません。街並みがとても美しく、写真スポットも満載なので、カメラやスマートフォンはお忘れなく。

 可能であればランタン祭りに合わせて行ってみることをおすすめします。ランタンが彩る幻想的な風景は、一生忘れられない思い出になることでしょう。

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キャリアリンク編集部
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