RO浄水器リースの「しゅん」がホーチミン市でサービス開始！

　ベトナムで生活をするにあたり、様々なところで環境や文化、考え方の違いで不便に感じることがあると思います。水の問題もその一つ。普段使用される水の安全性は、目に見えないものではありますもののベトナムで生活する上で非常に大事な問題です。

　ベトナムの水道水はご存じのとおり、直接飲むことはあまりお勧めできません。ヒ素や水銀が混入することもあるといわれていますし、生野菜や食器に付いた水滴が原因でお腹を壊すケースもあると言われています。そんな不安を解消してくれる浄水器を提供する「しゅん」が6月から、ホーチミン市で浄水器のリースサービスを開始しました。

　ここでは、そんな「しゅん」の浄水器サービスについてみていきます。

「ホーチミン・ハノイの安全・安心野菜デリバリーサービス「しゅん」日本食材も」はこちらをご覧ください！

この記事はこんな方におすすめ

・ホーチミン市で水銀やヒ素、重金属類も除去できる安全な浄水器を使用したい方
・生野菜や育児用品などを、清潔な水で洗浄したい方
・蛇口から安全な飲用水を使用したい方

1 「しゅんの浄水器」ってどんなサービス？
2 「しゅん」のRO浄水器、RO浄水器とは？
3 サービス内容
4 キャンペーン
5 まとめ

「しゅんの浄水器」ってどんなサービス？

　安全な水で野菜を洗ったり料理をするために、ウォーターサーバーなどを使用される方も多いですが、いちいち水を汲んでから移動しなければならず手間がかかります。また洗い物などでたくさん使ってしまうと水の消費が多くなり、注文やボトル交換の手間がかかります。

　そんな時、頼りになるのが「しゅん」の浄水器。「しゅん」が提供しているタイプの浄水器は、シンク下に設置するもので、シンクの上に浄水専用の蛇口が付きます。浄水はそのままシンクに流せる構造のため、料理や洗い物以外にも、歯磨き・うがい・傷口の洗浄などでも簡単に利用可能です。

　「しゅん」はハノイでは既に2012年からこの浄水器のリースを行っているとのことで、設置実績は延べ800件を超えているほど。一般家庭以外にも病院やレストランでも利用されているようです。

「しゅん」のRO浄水器、RO浄水器とは？

　「しゅん」の浄水器はシンクに設置している蛇口の給水部分に直接連結して設置するタイプの浄水器です。浄水器本体や浄水タンクなどはシンク台の下に設置し、蛇口は浄水専用のものが新たに設置されます。浄水に必要な機器は台所の上に置く必要はなく、蛇口もシンクにそのまま流せる形なので、洗い物などにも便利です。

　蛇口には重り付きの台座を使用しますので、シンク台に穴をあけるといった作業は発生しません。そのため、シンクへの穴あけが許可されていないアパートでも設置可能です。

　通常タイプの浄水器には8つのフィルターがついています。カーボンフィルターや逆浸透膜（RO）フィルター、マグネシウムフィルターなどです。

　ROフィルターというのは、非常に目の細かいフィルターです。純粋に近い水だけ染み出させ、不純物を含んだ水はそのまま排水されることで、安全性の高い水を確実に作り出します。ベトナムで度々問題となっている水銀やヒ素、重金属類なども通しません。非常に小さい不純物である放射性物質なども除去できるということで、日本のスーパーなどにも設置されている浄水器です。

　ROフィルターでは不純物を含む水に圧力をかけて純水を作ります。浸透膜を不純物のない水が通り、純水が作り出されるという仕組みです。純水は専用タンクに集められ、このタンクの水が蛇口から出てきます。

　タンク内から蛇口に出される水は、殺菌作用のあるカーボンフィルターを通っています。さらにマグネシウムフィルターでマグネシウムなどを除去し、より口当たり良い水となって出てくるのです。

　不純物含有の度合いを測る計測器で通常の水道水と浄水を計測してみると、ハノイの水道水の場合は約200ppm。浄水器を通した後の浄水は、10ppm前後まで下がりますので、約1/20となりました。日本の水道水でも60ppmほどということなので、ここでの浄水がどれほど不純物のない超軟水であるかが分かります。