マレーシアで携帯電話(スマホ)を使う SIMカードの購入＆使い方ガイド

この記事はこんな方におすすめ

・マレーシアに長期で滞在する予定の方・留学する予定の方
・マレーシア旅行に行く方でWi-Fiをレンタルしようか悩んでいる方
・マレーシア滞在中もスムーズなネット回線を使いたい方

マレーシアでの滞在は楽しみだけれど、
「ポケットWi-Fiをレンタルした方がいいのかな」
「SIMカードはどこで買うんだろう」…などご不安な方へ！
今回は、マレーシアでのSIMカード、スマートフォンのご購入方法を紹介していきます。

海外に行く際、日本からレンタルWi-Fiを契約する方も多いと思います。しかし、マレーシアではSIMカードを安く簡単に入手できますので、現地調達がおすすめです。

マレーシアでは、ホテルやカフェ、空港など無料Wi-Fiが設置されている場所もあり、そういった場所では簡単に無料でインターネットを利用することが出来ます。しかし、街中や駅ではWi-Fiがとんでいないことも多いです。慣れない海外の街を歩くにあたって、配車アプリやマップ、Googleや翻訳アプリなどをどこでも使用できるよう、SIMカードを購入しておくことをおすすめします。

1 はじめに、SIMロック解除
2 マレーシアでスマホを買うには…
3 SIMカードの選び方＆購入方法
4 滞在期間＆目的別おすすめSIM

はじめに、SIMロック解除

まず、マレーシアに渡航する前にSIMロックを解除しておきましょう。

日本の携帯電話会社、特にDocomoなどのキャリアで購入した携帯電話やスマートフォンは、「SIMロック」がかかっているものが多くあります。しかし、SIMロックがかかっている端末は、海外に行った際に現地のSIMカードを入れても利用することができません。

まずはご自身の携帯電話の「設定」を開いてみて、SIMロックがかかっているか確認してみましょう。SIMロックされていた場合でもロックを解除できるものもあるので、利用されている通信キャリア会社に確認してみてください。

海外によく行かれる方は、「SIMフリー」に切り替えておくと、現地SIMカードを利用できて便利です。

マレーシアでスマホを買うには…

長期滞在の方で、マレーシア滞在中にスマートフォンを購入する場合は、現地の携帯電話ショップに向かいましょう。

ファーウェイ（Huawei Malaysia）やアップル（Apple (Malaysia)）などの店舗は、ショッピングモールのなかでよく見かけます。

マーケットなどで売られている安いものは偽物の可能性もあるので、大型のショッピングモールに入っている直営店など、信頼できる携帯電話ショップで購入することをおすすめします。

SIMカードの選び方＆購入方法

SIMフリーの端末を手に入れたら、いよいよSIMカードを選びます。

目的＆用途でSIMカードを選ぶ

マレーシアのSIMカードには2つの種類があります。

①チャージして使うプリペイドタイプのSIMカード
マレーシアでは、チャージして使うプリペイドタイプのSIMカードが普及しています。旅行の際や短期滞在の際に便利です。チャージ方法は後ほど解説します。

②ポストプリペイド（月払い）契約のSIMカード
通信会社によっては、日本と同様に、ポストプリペイド（月払い）の契約方法もあります。中長期滞在者や在住者の方にはこちらが便利です。

滞在期間や自分の使いやすい方法に合わせて、どのタイプのSIMカードにするか選ぶと良さそうです。

マレーシア大手通信会社4社から選ぶ

マレーシアの大手通信会社は、マキシス（Maxis）、デジ（digi）、セルコム（Celcom）、ユーモバイル（U Mobile）の4社です。これら4社の中から選ぶと安心です。

【マキシス（Maxis）】

マレーシアの通信会社で最大手といわれる会社です。「ホットリンク（Hotlink）」と呼ばれるプリペイド式SIMカードを提供しています。

まず、スターターパックと呼ばれるSIMカードを購入します。以下のサービスが含まれており、価格は10リンギット（日本円でおよそ300円）ほどです。

・5日間有効の通話
・2日間有効の300MBのデータ
・チャージに使用できるクレジット5リンギット分

SIMを購入したら、Hotlinkの専用アプリをダウンロードします。チャージ後の残高やデー旦使用料、データの期限などをアプリでまとめて管理できます。あたらしくデータを購入したい場合も、アプリにチャージしてアプリの残高から支払うことで簡単に購入することが出来ます。

公式HP：hotlink.com

【デジ（digi）】

デジは2種類の旅行者用スターターパック（Traveller Sim）を提供しています。パスポートを見せることで、これらの購入が可能です。

旅行者用スターターパック１：20リンギット（600円ほど）

・7日間有効
・2GBのデータ
・7GBのSNS等へのアクセス
・日本を含む6カ国に20分のフリーコール

旅行者用スターターパック２：40リンギット（1200円ほど）

・15日間有効
・10GBのデータ
・15GBのSNS等へのアクセス
・60分のフリーコール

短期の旅行者におすすめのSIMです。

公式HP：digi.com.my

【セルコム（Celcom）】

他社と比べ、カバレッジが広いことで人気のSIMカードです。他の通信会社でネットが繋がらない場合でも、セルコムなら繋がるということもあるので、田舎の方に滞在される方は、セルコムがいいかもしれません。

10リンギット（300円ほど）のスターターパックは7日間有効です。1日や1週間、1ヶ月と期間に合わせて選べるプランもあります。

公式HP：celcom.com

【ユーモバイル（U Mobile）】

2007年から事業をスタートした新しい会社です。

スターターパックには、以下の内容が含まれており、8.5リンギット（300円ほど）です。

・10日間有効
・1GBのインターネットデータ通信
・200MBの4Gインターネットデータ通信
・5リンギットのクレジット
・ユーモバイル間の10分無料電話／日

ある程度インターネットを使いたいという方や、国際電話、ローカルコールを使いたい、という方は、パッケージプランがおすすめです。一番安いパッケージプランは、30リンギットのもので、2.2GBのデータを使用できます。

公式HP：u.com

購入場所

・空港

空港の到着ゲートを出ると、SIMカードを販売している小売店があります。空港でSIMカードを買った場合、少し割高になりますが、空港を出てすぐにインターネットを使うことが出来る安心感があります。クアラルンプール国際空港には、到着ゲートのすぐ外に主な通信会社のショップが並んでいてわかりやすいです。店員さんが設定等もやってくれるので安心です。

・携帯キャリア会社の店舗

ショッピングモールや街中では、携帯キャリア会社の店舗がよくあります。店舗で購入することで、使い方がわからなければすぐに聞くことが出来、対応してもらえるので安心です。マレーシアの店員さんは英語を話せる場合が多いので、自分に合うSIMカードはどれか聞いてみてもいいかもしれません。購入し、その場でスマホを渡すと、SIMの差し替えやアクティベートまでやってくれます。

・コンビニ

コンビニでSIMカードを購入できる場合もあります。近場で買えるので便利ですが、アクティベートに不安のある方は、通信会社のショップに直接行って購入し、店員さんに設定してもらう方が安心です。