無料で使えるマレー語翻訳・辞書アプリおすすめ

マレーシアは東南アジアにある常夏の国で、観光地としても移住先としても日本人の人気を集めています。マレーシアに旅行に行く、移住する予定だけれど、言語面が心配･･･という方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は、マレーシアの国語である、マレー語の翻訳・辞書アプリを紹介していきます！

グーグル翻訳

 

言わずと知れたGoogle翻訳。使ったことのある方も多いのではないでしょうか。昔は不自然な翻訳も多かったGoogle翻訳ですが、最近はどんどん精度が高まってきており、ナチュラルに使えるようになってきました。100以上の言語に対応しており、多民族国家で日々様々な言語が飛び交うマレーシアにぴったりな翻訳サービスです。Google翻訳には、WEB版とアプリ版がありますが、アプリ版の機能が大変充実しています。

■Google翻訳（アプリ版）の機能
・テキスト入力で翻訳
・手書き入力で翻訳
・音声入力で翻訳
・会話モード機能
・リアルタイム・カメラ翻訳
・スキャンで翻訳
・写真を読み込んで翻訳

“リアルタイムカメラ翻訳”とは、カメラで写したテキストを認識し、瞬間的に画面上で翻訳してくれるという機能で、テキストを入力する手間が省けます。この機能は、看板やメニュー表が理解できないときや、スーパーマーケットや市場でラベルや棚に書いてある商品名が分からないときなど、生活のなかでとても使いやすく、マレーシア旅行やマレーシアでの生活のお供にぴったりです。

あらかじめWi-Fi下で言語ファイルをダウンロードしておくことで、オフラインでも使用できるようになります。海外だと、日本と比べてインターネット接続が弱かったり上手くネットに接続できなかったりする場合もあるので、オフラインで使用できるようにしておくと安心です。ただし、オフラインで使用する場合、「テキスト入力で翻訳」「リアルタイム・カメラ翻訳」「スキャンで翻訳写真を読み込んで翻訳」の機能のみが使用可能ですので、ご注意ください。

マイクロソフト翻訳

Microsoft社が開発している翻訳アプリで、パソコンで使えるWEB版のものと、iOS/Androidに対応したモバイルアプリ版があります。精度が高く、長文のマレー語でもかなり正確に訳すことが出来ます。複数のデバイス間で使えるので、会議などビズネスの面でも活躍しそうです。挨拶や注文の方法などが載っているフレーズブックが利用できるので、移住や旅行の前にマレー語を勉強するのにもぴったりです。

■マイクロソフト翻訳（アプリ版）の機能
・テキスト入力で翻訳
・リアルタイム・カメラ翻訳
・写真を読み込んで翻訳
・音声入力で翻訳
・会話翻訳
・旅行やビジネスのためのフレーズ学習

会話翻訳では、音声での会話もその場で翻訳してくれるので、マレーシア人との会話もはずみそうです！

アプリ版は、App StoreやGoogle Playストアからダウンロードできます。無料でインストールしたら、プライバシー説明やマイクのアクセス要求をチェックしてください。アプリのホーム画面の右下に歯車マークが出てくるので、そこをタップし、「Safari翻訳言語」を日本語に設定すると使えるようになります！！

こちらもあらかじめ言語ファイルをダウンロードしておくと、オフラインでも使用できます。

ヤンデックス翻訳

ロシアの検索エンジンから生まれた翻訳サイト・アプリです。テキストでの入力に加え、サイト単位や画像解析などでの翻訳が可能です。

■ヤンデックス翻訳（アプリ版）の機能
・テキスト入力で翻訳
・リアルタイム・カメラ翻訳
・写真を読み込んで翻訳
・音声入力で翻訳
・会話翻訳

特徴としては、Google翻訳の文字数制限が5,000文字であるのに対し、ヤンデックス翻訳では10,000文字をまとめて翻訳できる点です。書類関係などで長い文章を訳さなければならない際に便利となっています。シンプルなつくりですが、その分使い方は分かりやすい印象です。

ボイストラ

個人の旅行者の使用を想定して作られたアプリです。日本語は音声で入力でき、アプリに話しかけるだけで自動判別してくれます。マレー語はまだ音声入力、音声出力には対応していませんが、テキストでの入力・出力で使用できます。

■VoiceTra（アプリ版）の機能
・テキスト入力で翻訳
・音声入力で翻訳

入力して翻訳された文章を再翻訳することができるので、正しく翻訳されているのかチェックすることが出来る点が魅力です。「入力した文」、「翻訳結果」、「逆翻訳結果」の順に表示され、「入力した文」と「逆翻訳結果」が一致しているか即座に見比べることが出来ます。

シンプルですが色分けされた分かりやすい画面も魅力の一つです。ガイドも表示されるので、初めて使うときも簡単に使い方を理解することができます。情報通信研究機構という国立の研究機関が開発しているので信頼性が抜群で、今後もどんどん進化していくであろう期待のアプリです。

nemo マレー語

こちらは翻訳アプリではないですが、マレー語学習におすすめのアプリです！

■nemo マレー語（アプリ版）の機能
・辞書機能
・単語や熟語の学習
・自分の発音の録音
・学習記録の確認

マレー語の会話で使う必須単語や熟語がネイティブの音声で収録されており、生のマレー語の発音を覚えることが出来ます。自分の発音を録音して、ネイティブのアクセントと比較したり、オーディオをデバイスに録音して、オフラインで発音を聞けるようにしたり、発音練習がしやすいつくりとなっています。「お手洗いはどこですか？」「いくらですか？」など、旅行中に使えそうな実用的な短文もサウンドカードになっていて、喋って練習することが出来ます。サウンドカードは、自分の覚えたいものをピックアップしてまとめておくことができます。“食べ物”、“ホテル”などカテゴリーに分かれて単語が収録されているので分かりやすく、辞書のように使うことも出来るでしょう。その場で翻訳するだけでなく、マレー語を話せるようになりたい、マレー語でコミュニケーションをとれるようになりたい人におすすめのアプリです！

マレーシアとマレー語について

ここまでマレー語のアプリについて紹介してきました。マレー語はマレーシアの国語ですが、マレー語が使えないとマレーシアで生活できないというわけではありません。マレーシアは多民族国家で、大まかに分けるとマレー系マレーシア人65％、中華系マレーシア人25％、インド系マレーシア人7％、その他、という民族構成になっています。このうち人口の65％ほどを占めるマレー系マレーシア人の母語がマレー語で、他の民族は中国語やタミル語を母国語とし、マレー語は学校で習うようです。様々なバックグラウンドをもつマレーシアでは、コミュニケーション手段として英語を話せる人が多く、特に都市部では高確率で英語が通じます。旅行程度であれば、英語だけでもどうにかなってしまいますが、あくまで彼らにとって英語は第2，第3言語。現地の人とよりコミュニケーションを楽しもうと思うと、マレー語が必要です。英語で話す旅行者が多いなか、マレー語を使うと、マレーシア人はとても喜んでくれます！ローカルな場所や都市部から離れた郊外に行くと、英語表記が無くマレー語表記のみという場所が増えていきます。また、イポーなど中華系の住民が多い町に行くと、英語が苦手で中国語をメインで話す人もいるので、旅行の際には中国語の翻訳アプリも入れておくと、役立つ場面もあるかもしれません。

まとめ

オフラインで翻訳機能を利用したい方 → Google翻訳、マイクロソフト翻訳

旅行・生活会話用の翻訳機能を使いたい方 → VoiceTra、Google翻訳

手軽に使えて、テキスト、音声、カメラなど様々な方法での翻訳機能を求めている方 → ヤンデックス翻訳、Google翻訳

マレー語学習で使いやすいアプリが欲しい方 → マイクロソフト 翻訳機、nemo マレー語

最後までお読みいただき、ありがとうございました。自分に合った翻訳サービスを使うことで、マレーシアでの滞在をより充実したものに出来るでしょう。

ぜひ、お気に入りの翻訳サービスを見つけて、マレーシア人に話しかけてみてください。マレーシア人はフレンドリーでおしゃべりが好きな人が多いので、きっと滞在がより楽しいものになると思います！！

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