カンボジアコラム

カンボジア史(2) ヒンドゥー教の神 ヴィシュヌ

カンボジア史(2) ヒンドゥー教の神 ヴィシュヌ

はじめに ヒンドゥー教の神の中でおさえておきたいのは、やはり『ヴィシュヌ』だと思います。ヴィシュヌは三神一体論(トリムルティ)では最高神の三つの神格の一つとされており、世界の維持と繁栄を司っているので維持神とされています。 ビシュヌは、メール山の中心にあるヴァイクンタに住んでおり、ガルダと呼ばれる鳥の王であるヴァーハナに乗っています。奥さん(神妃)はラクシュミーです。 一般的には、4本の腕を持ち、右には円盤状のチャクラムと棍棒(どちらも武器)、左には法螺貝(パンチャジャナ)と蓮華を持つ男性の姿で描かれることが多いです。 アヴァターラ アヴァターラとは化身のことで、ヴィシュヌが地上に降り立つ時に化身となりました。中でも下記にあげる10個の化身を総じてダシャヴァターラと呼ばれます。ちなみにヴィシュヌが地上に降り立つ際に..


カンボジア史(1) ヒンドゥー教の天地創造神話『乳海撹拌』

カンボジア史(1) ヒンドゥー教の天地創造神話『乳海撹拌』

カンボジアにおいて有名な神話の一つである『乳海撹拌』のあらすじを記述致します。乳海撹拌とはヒンドゥー教の天地創世神話の一つとされており、世界遺産にもなっているアンコールワットの第一回廊には、この話しのレリーフが約50mにも渡って存在しています。 先ず知っておきたいことはヒンドゥー教は多神教であること。ちなみに仏教の釈迦もヒンドゥー教においては多くの神様の中の一つとされています。そのため、考え方も様々で曖昧でかつ複雑なところがあります。 多くの神様が居る中で最高神に君臨しているのが、『ブラフマー(創造神)』『ヴィシュヌ(維持神)』『シヴァ(破壊神)』の3つの神をまとめて三大神と称されます。ここで紹介する乳海撹拌のあらすじにおいて登場するのが三大神と、その他の神々、そして魔族であるアスラ族(のちに仏教に取り込まれるとアシュラとなる..


カンボジアの工業団地

カンボジアの工業団地

カンボジアの工業団地は近隣のASEAN諸国と比べると数は少ないものの、南部経済回廊があることから今後の発展を期待されています。また西隣のタイの発展によるタイ・プラスワンの影響からも工業団地が増加していくと予想されます。 ■カンボジアにおける主要な工業団地 ○プノンペン カンボジアの首都であるプノンペンは、カンボジアの行政や文化、経済の中心地となっており、フランス植民地時代の美しい街並が残っていることから東洋のパリとも呼ばれています。またプノンペンにはカンボジア国王一家が住んでおり王宮もあります。 ・プノンペン経済特区(PPSEZ) プノンペン国際空港より約8km、プノンペン中心部より約18kmの所にあるプノンペン経済特区はカンボジアの首都プノンペンにある代表的な工業団地で、カンボジアでは先駆けとなる経..


カンボジアの労働事情(1)

カンボジアの労働事情(1)

カンボジアにおける労働関係に関する法律は1997年に制定された労働法に基づいています。 カンボジアの法定労働時間は1日に8時間までとなっており、それが週に6日間勤務なので1週間の合計が48時間までとなっています。年間の祝日数は年によって異なっており、平均すると25日前後となっています。他の東南アジアの国々と比べると少し多くなっています。 残業代は基本賃金の50%増しとなっており、夜間勤務(夜10時~翌朝5時迄)手当は基本賃金の100%増しになります。また休日勤務手当は夜間勤務手当と同じく100%増しになっています。(※) 有給休暇は勤続年数が1年を経過すると1.5ヶ月となり、勤続年数が3年増えるごとに1日ずつ増加します。 雇用最低年齢は満15歳となっており、18歳未満の夜間勤務は未成年労働者とされ禁止されています。 ..