カンボジアの生活基本情報

カンボジアはタイとベトナムの間に位置し、人口は約1500万人と言われています。カンボジアと聞くと地雷のことを想像する人が多くいるかと思います。地雷の処理は都市部を中心にほとんど終わっています。しかし郊外になると、まだまだ手つかずと聞きます。

 

住宅事情は近隣ASEAN諸国と比べると日本人向けのアパートメントは少ないものの、外国人向けアパートメントなんかはあります。ただ日本人を対象とした賃貸専門の不動産仲介業者は少なく、アパートメントなどに「For Rent」と掲げられた物件を見つけ、そこに書かれている電話番号を頼りに物件オーナーと直接交渉をすることが一般的だと思います。アパートメントの相場はエアコンやシャワー・トイレが付いて100ドル前後となります。やはり都市部を離れると、家賃相場はグッと抑えられますが、仕事との通勤を考慮して郊外よりも都市部に住まれる方が多いです。

 

交通事情は公共のバスや地下鉄などの交通機関が発達しておらず、交通手段はバイクもしくはトゥクトゥクが主です。バイクを持っていない人はバイクタクシー(通称 バイタク)が便利です。バイクタクシーには営業許可がないようで、暇な時間のサイドビジネスとして営業している人も居て滞在者にとっては意外な出会いがあります。またカンボジアのトゥクトゥクはタイの三輪バイクとは違ってバイクで荷台を引っ張るようなものとなります。

交通ルールは有って無いようなもの。交通マナーは東南アジアのどの国にも言えることですが、カンボジアも決して良くありません。道路が混み始めると、逆走だけでなく反対車線を走る車やバイクが多くなるため、マナー良く走っている車やバイクの邪魔して、ますます道路が混んでしまうことを多々見かけます。

 

医療事情は芳しくなく日本の技術や設備を期待することが出来ません。そのため、高度技術を要するような場合はタイやマレーシア、シンガポールで治療をするということがあります。日本語が通じる病院も幾つかあり、有名なところだとベトナムにもあるインターナショナルSOSになります。