インドネシアの工業団地

インドネシアには日本企業と現地企業の合弁会社による工業団地が多く存在しています。

■インドネシアにおける主要な工業団地

○ジャカルタ(ジャカルタ首都特別州)

インドネシアの首都であり、インドネシア最大の都市となっています。人口は1000万人に迫る勢いで、都市圏人口は約3000万人となっています。都市圏人口は東京に次いで世界第2位です。


・ジャカルタ工業団地 プロガデュン (Jakarta Industrial Estate Puloadung)

ジャカルタから東へ約15km。西ジャカルタの街 プロガデュンにある工業団地。またの名称をKawasan Industri Pulogadungといいます。


○西ジャワ州

『西』とあるが、ジャワ島の最も西にある州はバンテン州。州都はバンドンで、バンドン会議とわかる人も居るかも知れませんが、第1回アジア・アフリカ会議が行われたところである。ジャワ島の中でも高台にあり、比較的涼しく学園都市があります。


・クラカタウ工業団地 チレゴン (Krakatau Industrial Estate - Cilegon)

ジャカルタから西へ約120kmのところにある工業団地。


・ジャバベカ工業団地 (Jababeka Industrial Park)

ジャカルタから東へ約30kmのブカシ(ベカシ)にある工業団地。


・MM2100 Industrial Town

ジャバベカ工業団地と同じくブカシ(ベカシ)にある工業団地で、丸紅と現地会社との合弁会社による工業団地です。

 
・東ジャカルタ工業団地 (East Jakarta Industrial Park)

上記2つの工業団地と同じブカシ(ベカシ)にあるものの、こちらは少しジャカルタより遠く、ジャカルタから東へ約40kmのところにあります。こちらの工業団地はEJIPと略されることがあります。また住友商事がインドネシアの会社と合弁で運営されています。

 
・カラワン インターナショナル工業団地 (Karawang International Industrial City)

ジャカルタから東へ約50kmのところにある工業団地で伊藤忠商事とシナルマスグループが共同運営しています。

 
・スルヤチプタ工業団地 (Suryacipta City of Industry)

ジャカルタから東へ約55kmのところにある工業団地です。

 
・ブキットインダー工業団地 (Bukit Indah Industrial Park)

ジャカルタから東へ約65kmのところにある工業団地です。

 
・グリーンランド インターナショナル工業団地 (Greenland International Industrial Center)

ジャカルタから東へ37kmのところにある双日とシナルマスグループとの共同運営されている工業団地です。ジャカルタからの交通アクセスは至便。工業団地内にはチカンペック高速道路の東チカラン インターチェンジがあり、直接アクセスすることが可能です。

 
○リアウ州

マラッカ海峡に面しており、スマトラ島中部にある州。州都はプカンバル天然資源が豊富なこともあり、石油・天然ガス・天然ゴム・パームオイルなどを産出しています。

 
○リアウ諸島州

2004年にリアウ州より分離しました。リアウ諸島・アナンバス諸島・ナトゥナ諸島・リンガ諸島・タンベラン諸島などから形成されており、州都はリアウ諸島の中で一番広い島 ビンタン島にあるタンジョン・ピナン


・バタミンド工業団地 (Batamindo Industrial Park)

ジャカルタよりもシンガポールが大変近く、シンガポールからだと約20kmのバタム島(リアウ諸島内)にある工業団地です。このバタム島は自由貿易地域に指定されています。

 
・ビンタン工業団地 (Bintan Inustrial Estate)

シンガポールから約50kmのリアウ諸島内の中で一番広いビンタン島にある工業団地です。ビンタン島は自然が多く残されており、リゾート地としても栄えています。


(補足)

ジャワ島

インドネシアを構成する島の一つで、4つの州(バンテン州・西ジャワ州・中部ジャワ州・東ジャワ州)と2つの特別州(ジャカルタ首都特別州・ジョグジャカルタ特別州)があります。