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タイとは

タイは第二次世界大戦が終わってからの東西冷戦期において、近隣諸国同様共産主義化に脅かされていましたが、アメリカの支援もあり、急速に工業化が行われました。また、1967年ASEAN発足時からASEANに加盟しており、1989年のAPEC（アジア太平洋経済協力）にも発足時から参加しています。

タイの産業

タイは、アメリカの支援による急激な工業化と欧米諸国や日本などの高度経済成長を遂げました。2003年にタイ政府によって『アジアのデトロイト構想』が掲げられ、自動車産業において税制面を優遇し重点的に育成してきました。その背景から自動車やオートバイを中心とした裾野産業の集積はASEAN地域の中でトップレベルとなっています。また2013年にはタイにおける自動車生産台数が約250万台（ここ数年は約200万台で安定しており、2017年は約200万台でした）に達した際は、約9割が日系自動車企業が占めていました。
タイに進出している日系企業は自動車企業や関連する部品メーカーなどの製造業が多いです。しかし近年、サービス業やIT企業などの進出が顕著となっています。

地域別で見つけやすい仕事

タイの首都であるバンコクは、メーカーの販社、旅行・観光や娯楽などのサービス業、IT企業のオフィスが集まっていることから、営業職や事務職、IT系エンジニアなどの仕事が見つけやすいです。
バンコク郊外やシーラーチャー、ラヨーンなどの工業団地では、自動車関連や家電関連の部品製造メーカーが多く進出していることから、エンジニアやQC/QA、技術営業、GMや工場長などの管理職の仕事が見つけやすいです。

タイでの日本人の働き方

通常、会社内では日本人スタッフとタイ人スタッフが一緒になって働いています。
社内でのコミュニケーション言語（社内公用語）は、日系企業ですと日本語、もしくは日本語と英語併用となっている企業様が多いです。中にはタイ語となっている企業様がありますが、その場合は求人情報の応募条件に”タイ語必須”などと記載しています。
日本人やタイ人以外の方も働いている多国籍企業ですと社内公用語は英語となっているケースが多く、タイローカル企業ですとタイ語となっていることが多いです。

タイ語の必要性

タイの公用語はタイ語です。しかし、仕事を探す際にタイ語を使って探す必要はありません。弊社のホームページに掲載されている求人情報は全て日本語で記載しています。
弊社から企業様へ連絡を行いますので、応募条件に英語やタイ語が必要としない求人であれば、面接から採用までタイ語が話せなくても問題ありません。

タイの労働時間

タイで労働する人は、外国人であってもタイの労働法（労働保護法）が適用されます。
労働時間は、1日あたり8時間まで、週6日 48時間までとなっています。休憩時間は1時間以上と規定されており、勤務開始後5時間以内に取る必要があります。

タイで働く日本人の給料

タイで働く外国人の給料は日本と同じで業種によって大きく異なります。ただ働く外国人の国籍別によって労働許可発給の条件とされる賃金が規定されています。日本人は月額賃金50,000THB以上（ボーナスを含めた年収を12で割ったもの）となっていることから、多くの日系企業では日本人の最低賃金が50,000THBに設定されています。
しかし、日系企業を除く企業、旅行業やサービス業においては、50,000THBを下回る賃金の場合があります。

職種別給料目安

コールセンター ： 40,000THB 〜 60,000THB
営業 ： 50,000THB 〜 80,000THB
事務職 ： 50,000THB 〜 70,000THB
セールスエンジニア ： 50,000THB 〜 120,000THB
製造系エンジニア ： 60,000THB 〜 120,000THB
建築系エンジニア ： 70,000THB 〜 150,000THB
IT系エンジニア ： 60,000THB 〜 150,000THB
管理職 ： 70,000THB 以上

＊こちらはあくまでも目安となっており、技術や経験、ポジションなどによって多少前後する場合があります。

タイでの生活目安（一人暮らし）

タイで就職した日本人がバンコクで生活する際に必要な1ヶ月の生活費は約35,000THBと言われています。その内訳は、家賃10,000THB、食費10,000THB、通信費1,500THB、光熱費2,000THB、交通費2,000THB、雑費3,000THB、遊興費5,000THB、その他となります。

家賃は、バンコク中心部から少し離れたり、バンコク以外であれば10,000THB以下の部屋があります。逆にコンドミニアムなどの高級アパートに住むと10,000THBでは足りなくなってしまいます。
食費は、自炊やローカルの屋台などで済ますと節約が出来ますが、毎食日本食レストランで済ませてしまうと高くなってしまいます。
通信費はインターネットが1,000THB、電話代が500THBとなります。
タイは電気代が高いのでエアコンを付けっぱなしにしていると一人暮らしのアパートでも結構な金額になってしまいます。しかし水道代は驚くほど安いです。