タイの生活基本情報
海外で初めて働くという人にとってタイは生活環境が整ったとても良い国だと思います。また長期滞在者や在留邦人も多く、東南アジアにおいては最多の人数となっています。
先ずは住宅事情において説明します。日系不動産仲介業者だけでなくても外国人向けの不動産仲介業者であれば日本人が窓口を担当してくれるようなところが多数あります。また不動産物件においても数多くあるので、日本で不動産を探すように家賃や部屋の広さ、交通の利便性、スーパーの近くなど条件を絞って選ぶことが可能です。大きく日本と違うところは不動産仲介における仲介手数料は家主側が負担するため、借り主側が仲介手数料を支払う必要がないことです。借り主側が仲介手数料を支払いませんが、不動産仲介業者は物件の案内だけでなく家主との交渉をやってくれます。
東南アジアというと交通量が多く不便だというイメージがあるかも知れません。しかし、タイにおいては近隣諸国と少し違っています。それは、タイの首都バンコクにおいてはタクシーやバスだけでなく地下鉄(MRT)や高架鉄道(BTS)が整備されていることです。そしてそれらの公共交通機関はタイ語が出来なくても駅名や案内板はタイ語と共に英語でも記されており、車内アナウンスや構内アナウンスにおいても英語でも伝えてくれます。地下鉄や高架鉄道といった便利な交通機関がありますが、もしバスやタクシー、または車で移動することがある場合に気をつけないといけないことがあります。それは、朝夕の通勤時間帯における移動です。バンコク市内は、とても混み合い大渋滞になることもあるため、時間に余裕がない時は利用しない方が良いと思います。
タイにおける医療機関は衛生面もしっかりしているだけでなく先進医療を受けることが出来るので、近隣の東南アジア諸国から治療を受けにタイにやってくることもあります。また大手私立病院に行けば、日本人専用窓口を設けているところもあり、日本語の話せる医師やスタッフが居るので安心して受診することが出来ます。
治安はとても良く、観光客であっても夜間の出歩きが出来るくらいです。ただ地域によっては危険な場所もあるので夜間初めて行くなら調べてから行ったほうが良いと思います。