ベトナム労働法:労働時間

ベトナムの労働に関する法律は1992年に制定された労働法に基づいております。

 

ベトナムにおける法定労働時間は週に48時間となっていますが、月給制と週休制によって1日に働ける時間は異なっており、月給制の場合は8時間(週に6日間)週休制の場合は10時間となっています。年間の祝日数はASEAN圏においては少なく10日前後しかありません。

 

残業代は基本賃金の50%増しとなっておりますが、1日に残業可能な時間が決まっています。1日に残業可能な時間は最大4時間となっており、例えば1日の勤務時間が6時間であれば残業可能な時間は3時間となっています。つまり1日に残業可能な時間は、1日の勤務時間に対して50%増しまでとなります。しかし、残業を含む時間外労働は1ヶ月30時間まで年間だと200時間を越えることは出来ません。ちなみに休憩時間は1日に8時間以上の勤務もしくは連続して6時間以上勤務する場合は30分以上の休憩時間が必要となっています。

 

夜10時以降から翌朝6時までは夜間勤務となり、夜間勤務は基本賃金の30%増しになります。

 

時間外労働や夜間勤務は、妊娠7ヶ月以上の妊婦や12ヶ月未満の子供を養育する女性労働者においては従事することが出来ません

 

休日勤務手当は、基本賃金の100%増しとなっています。但し、祝日や有給休暇日に働いた場合は基本賃金の200%増しになります。休日日数は週に1日もしくは4週間で4日です。

 

有給休暇は勤続年数が1年以上になると年間で12日間が認められており、勤続年数が5年を増える毎に1日ずつ増加します。通常の有給休暇以外に親族(※)の慶弔などが認められています。例えば結婚の場合、本人は3日間、子供は1日間。親族が死亡した場合は3日間です。 


※この場合の親族とは、配偶者・父母・配偶者の父母・子となりますが、祖父母が死亡した場合は会社によって異なるものの1日間~2日間を有給になることがあります。