外国人の労働許可証(ワークパーミット)について

*こちらの情報は2016年4月の法改正以前のものです。

 

2013年11月1日より有効となったベトナムで働く外国人労働者に関する議定102/2013/ND-CP号より、労働許可証の申請手続きが変更となりましたが、その後、手続きの詳細が定まらず、実務レベルでの混乱が生じていましたが、2014年3月10日より、上記義弟の施工細則を定めた通達03/2014/TT-BLDTBXH号が発効され、具体的な手続きに関する規定がより明確となりました。

今回はこの通達03/2014/TT-BLDTBXH号を基に、外国人労働者の採用及び労働許可証の取得手続きに関して説明します。 なお、本通達の規定の運用が省レベル、担当者レベルにおいて解釈の相違が発生する場合がありますので、予めご注意ください。

 

まず、これまでの外国人労働者の採用における手順との大きな変更点として、通達第3条では、外国人労働者の採用予定する企業は、外国人労働者を採用する少なくとも30日以上前に、ベトナムで働く外国人労働者に関する議定102/2013/ND-CP号第4条1項の規定に基づき、外国人労働者の採用の要望を本社の所在する省または中央直轄都市の労働局へ報告しなければならないとされています。この報告書は同通達のフォーム1に従い作成する必要があり、採用を予定する外国人労働者の、役職、人数、専門性、経験、給与額、業務期間を明記しなければならないとされています。

また、企業は上記の外国人労働者の採用予定に関する報告書に変更・追加が発生した場合は、新たな外国人労働者が採用される30日前までに、変更・修正申請を行わなければならないとされています。

労働局は上記の報告書が企業から提出された日より15営業日以内に、各企業に対して外国人労働者の採用承認に関する回答を文書により行うこととなっています。

 

労働許可証の申請書類

労働許可証の申請必要書類は下記の通りです。

 

・外国人労働許可証申請書(本通達フォーム5)

・投資ライセンスのコピー

・無犯罪証明書

・省レベルの人民委員会主席により承認された外国人労働者採用に関する労働局の文書

・健康診断書(指定された病院で受診)

・証明写真(6ヶ月以内に撮影されたもの)

・パスポートのコピー

・本社からの任命状(出向者の場合)

・労働契約書(現地採用者の場合)

 

なお、上記の書類に加え、下記の書類が必要となります。

 

 

外国人労働者が、マネージャー又は経営幹部の場合、下記のいずれかの書類

・対象となる外国人労働者がマネージャー又は、経営幹部での業務経験があることを証明できる労働契約書、任命状又は労働許可証

・前職の企業、組織による当人がマネージャー又は経営幹部であったことを確認する文書

 

外国人労働者が専門家の場合、下記のいずれかの書類

・対象となる外国人労働者が学士以上のエンジニアであり、対象となる分野において、5年以上の業務経験を有することを証明できる書類。

・海外の政府機関、民間企業により承認された専門性を証明する資格書類

 

外国人労働者が技術者の場合、下記の書類

・対象となる外国人労働者が専門とする技術領域において1年以上の教育を受けたことを証明する書類。

・対象となる外国人労働者が申請する分野において技術者として3年以上の勤務経験があることを証明する書類

 

 

労働許可証の取得要件

これまで、外国人労働者の労働許可証取得に関しては、明確な職種による分類はありませんでしたが、上述の通り、新たな通達では労働許可証の対象となる役職を分類し、それぞれの役職における必要書類を明確に定義しています。

 

上記書類を、所管の労働局へ提出してから10営業日以内に労働許可証が発給されることになっています。

 

この記事の筆者

有限会社LAI VIEN代表
1999年よりベトナム在住。日系企業のベトナム進出サポートとして
調査、視察、法人設立、駐在事務所設立、労務サポートなどの業務を
幅広く行っている。
また、ベトナムビジネス情報誌ACCESSの発行も行っている。

「LAI VIEN社は現地調達調査、駐在事務所設立、現地法人設立、投資ライセンス変更手続き、翻訳・通訳などベトナムビジネスをトータルでサポートしております。
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