ベトナム労働法

ベトナム労働法 : 労働契約書・雇用契約書と試用期間

ベトナム労働法 : 労働契約書・雇用契約書と試用期間

ベトナム労働法 第3章 労働契約(第15条~第58条)は、雇用者(企業)が被雇用者(従業員)を雇う際に、雇用主と被雇用者の間で交わされる労働契約書に関して記載されています。ここでは、ベトナム労働法の第3章 労働契約を参照しながら、労働契約書を締結する際の注意点などを解説していきます。 ■目次 はじめに労働契約書の種類労働契約書の書き方労働契約書のサンプル試用契約と試用期間-試用期間-試用期間中の給与-試用期間の結果通知と労働契約 はじめに 労働契約書とは、雇用者(企業)が被雇用者を雇う際、3ヶ月未満の一時的な雇用を除き、文書にて作成する必要があります。その際、英語や日本語などで作成することも出来ますが、ベトナム語の労働契約書の作成が必須となっており、外国語の労働契約書の内容に不備や差異があっても、ベトナム語..


ベトナム労働法(総論)

ベトナム労働法(総論)

ベトナムの最初の労働法は、1992年ベトナム社会主義共和国憲法に基づき、国会により公布され1994年6月23日に施行されました。 ここで紹介するベトナムの労働法は、2012年6月18日に発布され、2013年5月1日より施行されたNo10/2012/QH13(改正労働法)を取り扱います。また労働法の中でも特に重要な項目(「雇用」「労働契約」「賃金」「勤務時間・休憩時間」「社会保険」など)においては、別記事にて詳細を説明致します。その際、2012年6月18日以降に公布された改正労働法施行細則などを合わせて紹介致します。日本語全文訳はJETROのウェブサイトをご参照ください。 ■目次 はじめに 第1章 総則 (第1条~第8条) 第2章 雇用(第9条~第14条) 第3章 労働契約(第15条~第58条) 第4章 職業訓練、職..


ベトナム労働法:労働時間

ベトナム労働法:労働時間

ベトナムの労働に関する法律は1992年に制定された労働法に基づいております。 ベトナムにおける法定労働時間は週に48時間となっていますが、月給制と週休制によって1日に働ける時間は異なっており、月給制の場合は8時間(週に6日間)で週休制の場合は10時間となっています。年間の祝日数はASEAN圏においては少なく10日前後しかありません。 残業代は基本賃金の50%増しとなっておりますが、1日に残業可能な時間が決まっています。1日に残業可能な時間は最大4時間となっており、例えば1日の勤務時間が6時間であれば残業可能な時間は3時間となっています。つまり1日に残業可能な時間は、1日の勤務時間に対して50%増しまでとなります。しかし、残業を含む時間外労働は1ヶ月30時間まで年間だと200時間を越えることは出来ません。ちなみに休憩..